
下の木箱の中に掃除機を入れ、周りに雑巾やスポンジをつめて静音化しています。

サイクロンは数年前にいろんな方のHPを参考に作りました。
100mmの塩ビのパイプを使用し、コストパフォーマンスは抜群。
鉋屑などの大きなものを吸わなければ詰まることも無く、
これまで大活躍してくれていましたが、先日木屑が詰まるトラブル。
ブログにUPしたところ、カナダのバンクーバーにお住まいのしきょうさん
→ 「しきょうさんのブログ:風の音; SOUND OF WIND」
より「Thien Cyclone Separator」 というものを詳細に教えていただきました。
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以下しきょうさんから当ブログへのコメント
Thien は私たちみたいにアマチュアなウッドワーカーなんです。
彼のサンプルは2.25インチ つまりショップ バキュウムのパイプサイズで出来ているん
ですが、其れにあわせてバッフルは上の蓋から3インチ下。真ん中のパイプは、
つかってるパイプの直径の半分蓋の裏側に突出しています。つまり此の場合は
1.125インチ=57mm。上に出てるパイプ外側はアングルになってるけど、直角に出て
いても大丈夫ですが、細いパイプだと詰まるかも。バッフルは120度の部分はバケツの
壁に接触するように、残りの240度部分は半径1.125インチ=29mm 120度の部分より
小さく切ります。此の幅は使ってるパイプの太さとかには関係ないようです。
外側のパイプ、バッフルと蓋の間の部分外側が削いでありますが、吸い込まれたゴミが
バケツの内壁に沿って回るためなんですが、別に削がなくても大丈夫かと思います。
→The Thien Cyclone SeparatorのHP
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HPとしきょうさんのコメントから手書きで図にしてみました。
構造が簡単でつまりも少なそう しかもコンパクト。
ホースの口径など同寸法には出来ませんが、これならそう難しくない。
工房製作途中ですがやってみよう。

木屑の滑りを少しでも良くするためパネコートを使用。もちろん余っていた材料ですよ。

サークルカットジグを作ることも考えましたが、ここは糸のこフリーハンドで切り出し。
DW788と組木工房の糸鋸刃ならこれくらいほぼ墨線どおりに切れます。

給排気ポートには100円ショップの掃除機の先端を切ったものと、L字管を用意。

切り出した材料の中心を合わせて重ね、ボルトが通る穴を貫通させます。

給排気の穴も貫通させます。こちらはカンザワのパワービットを使用。

寸法どおり正確に穴を開けられましたのでぎゅぎゅっと押し込んで隙間なし。

表側からボルトを通して

下側の板(バッフル)を固定。

集塵バケツとの結合部分にはこれまた100円ショップの隙間テープを貼って完成。

バケツには乗せただけで固定はしていませんがすきまなく安定しています。
これまでのものよりコンパクトになりました。サイクロンからの集塵ホースも
透明のものに変えて詰まったときもすぐ分かるようにしました。

では実験です。これまでのサイクロンに比べ掃除機のメモリが同じなのに
風量は倍ほどに感じられ、吸引力があります。掃除機への負担も減ったよう。

さあどうだ!

ほとんどバケツに残っていて、いい感じに分離できています。
分離能力はこれまでのものと比較できませんが結果には十分満足です。
コストパフォーマンス、作りやすさ、掃除機への負担、コンパクトさについては
これまでのものを上回っています。作ってよかったです。
しきょうさんありがとうございました。
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