
昨日はブレイシング(力木)の貼り付けを行いました。

まずは材料の切り出しです。左の6本が表板の力木、
真ん中の3本が裏板の力木、裏板はアーチをつけますので
軽くラウンドさせています。微妙なのでわかりにくいかも?
右の部品の扇型のものはブリッジ裏のパッチ、
細長い板状のものはセンターラインの割れ止めです。

分かりづらいですがブレイシングの貼り付け位置をマーキング。

寸法と貼り付け位置を慎重に合わせながら少しづつ接着し、
全て貼り付け終えました。作業に夢中になって貼り付け途中の写真がありません。
表板の形状が一般的な物と全く違います。これがカーシャブレイシングです。
*カーシャブレイシングとは
フロリダ州立大学の物理化学教授であるマイケル・カーシャ博士が、
ルシアーであるリチャード・シュナイダー氏と考案した力木構造のこと
ブリッジから伝わった振動が放射状のブレイシングを伝わり全体に広がるのだとか。
理論にも感心しましたが、カッコイイので作ってみたかったというのが本音。
通常のものよりも相当手間がかかりますがコツコツ仕上げました。

接写でパチリ。満足~!この画像が撮りたかったんです。
貼り付け時、ブリッジのパッチにブレイシングが掛かるように切り欠いています。
ぴったりと付くように調整するのに苦労しました。
ノミで荒削り後サンドペーパーで形を整え、
最終的に薄くなめらかにして表板、裏板の完成です。
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